一般的な眼科検査
遠視、近視、乱視、老視などを診る屈折や視力検査、斜視を診る眼位検査、緑内障などを診る視野検査、飛蚊症や眼底出血などを診る眼底検査、その他、色覚検査などを行っています。また、眼鏡やコンタクトレンズの処方も行っています。また、当院には眼科検査の専門技術職である視能訓練士が2名在籍しています。安心して検査を受けてください。
•視力検査
5メートル視力検査標、近見視力検査標を用いて測定します。
オートレフケラトメーターを用いて遠視、近視、乱視などを測定します。
•眼圧検査
非接触型眼圧測定器を用いて眼圧を測定します。
•視野検査
視野異常の有無や、その程度を測定します。機械が行う自動の静的視野検査はハンフリー視野計を用いて行います。検査員が行う動的視野検査はゴールドマン視野計を用いて行います。ハンフリー視野検査は片眼数分で行うことができますが、ゴールドマン視野検査は片眼20分程度の時間を要しますので、予約をお取りして行っています。
•眼底および前眼部三次元画像解析
光干渉断層計(OCT)を用いて、詳細な眼底および前眼部の解析を行います。網膜および脈絡膜の光干渉断層血管撮影も行うことができます。
•散瞳下での眼底検査
点眼散瞳薬を用いて瞳孔を広げ、眼底を詳しく検査、診察します。
この検査では散瞳薬を点眼してから、瞳孔が広がるまで20~40分ぐらいかかります。
また、散瞳薬の効果が4~6時間持続しますので、検査後はピントが合いづらく、眩しさを感じます。
※この検査を受けられる方や、受ける可能性のある方は、自動車やバイクでの御来院はお控えいただきますようお願いいたします。
また、眼底の自発蛍光撮影も行う事ができます。浅前房のため散瞳検査ができない方には無散瞳で眼底撮影を行うことも可能です。
こどもの眼科検査
・スポットビジョンスクリーナーを用いた屈折と眼位検査
オートレフケラトメーターで測定が難しい小さな子供の近視・遠視・乱視の度数と、眼位を測定することができます。座ってもらうだけで測定できるので1歳からの検査も可能です。
・絵指標
大人に行う視力表(ランドルト環)を用いる検査が難しい子供には、絵指標を用いた検査を行います。
・森実ドットカード
動物の絵を用いて近見視力を測定する事ができます。
待合室等でも、できるので子供も緊張することなく検査ができます。
・サイプレジン検査
屈折検査の結果で中等度以上の遠視や乱視は、弱視の原因になることがあります。また、屈折異常が原因でおこる斜視のタイプもあります。弱視や斜視への治療の第一歩は正確な屈折検査を行うことです。
ただし、子供はピントを合わす力(調節力)が旺盛のため、正確な屈折度数を調べるために調節麻痺薬(サイプレジン)という目薬を使って検査を行います。
当院では、この検査は予約診にての検査となります。
1)サイプレジン点眼前の屈折検査、視力検査を行います。
2)両眼にサイプレジン点眼を行い、再度10分後に点眼します。
3)最初のサイプレジン点眼1時間後に、屈折検査、視力検査を行います。
4)必要があれば、検査後に眼鏡処方を行います。
サイプレジン点眼をすると、
・瞳が大きくなります。光がいつもよりたくさん目の中に入るため、眩しさも感じます。
・近くのピントが合いづらくなります。
※2日程で元の瞳の大きさに戻りますが個人差があります。
※お子様自身が自転車に乗っての御来院は避けてください。
詳しくは予約時に検査員が説明致します。
その他、眼位検査や色覚検査なども行なっております。
神経眼科的検査
眼球と脳をつなぐ視神経の異常や、眼球を動かす筋肉の異常による眼球運動障害、それに伴う斜視などを診るための検査です。脳梗塞や脳腫瘍など頭蓋内病変などが原因で、視野異常や眼球運動障害を来している場合には、脳神経外科などで治療を急がなければならないこともありますので、頭部MRI検査などを行う目的にて紹介状を作成いたします。
・Hess赤緑試験
眼球を動かす筋肉の動きを調べる検査です。
・眼位検査
斜視などの目の位置ずれを測定する検査です。
・中心フリッカー検査
点滅する光のちらつきを見ることで、視神経の感度を測り、視神経疾患などを調べます。